2013年7月19日金曜日

UCLA 滞在前半戦




皆様,

LAにてサーフィンを嗜みつつ,全日本女子バレーボールの観戦に行き,
5m先で繰り広げられる熱戦に興奮し,リフティングを通して文化交流を行っているM2の川瀬です
(※一つ前のブログ参照)




6月末より,
共同研究先であるUCLAJames Liao先生の研究室に
滞在するために,LAに 遊びに 来ています.






初めの数日こそ,なれない環境に戸惑ったものの,

今ではLAの地中海性気候の昼暖かく乾燥し夜は涼しく(肌寒いくらいですが),

窓を開けても蚊がいないという,素晴らしい気候のもと,

 遊び呆けています 勉学に励んでおります.

日本ジメジメした梅雨から開放されて幸せです...


現在私が,訪れているLiao先生は
微生物をもちいたバイオ燃料生産を目的とした代謝工学研究において非常に著名な先生です
(詳しくはグーグル様にお聞きください).

この素晴らしい共同研究先と,

福崎研の天下を手にした”Queen”の支配下のもと(詳しくは福崎研biofuel teamまで),奴隷と化した
福崎研の学生たちが 

実験を 昼夜,休日を問わず,行わされた 行った結果,

なかなかの研究成果が得られていると自負しております.

素敵なキャンパスで,勉学へのモチベーションが高まります!!!


1年ほど前から,本格的にこの代謝工学とメタボロミクスのコラボレーション研究を行ってきていますが,

実際にface to faceでディスカッションをしたり,

実験の様子を拝見させていただくと,非常に勉強になります.

同時に,まだ他分野におけるメタボロミクスの認識度の低さや,

要求される技術(と実際のメタボロミクス研究内容のギャップ)等を感じ,

メタボロミクスを学ぶ学生として,更なる技術革新に取り組んでいきたいと感じています.





また,ルームシェアをさせていただいているUCLAの学生の勉強量や彼らの周囲の環境から,

日本の高等教育の質(特に学部生時代)に関して,

大きな危機感を感じるようになりました.





そんな大きな問題に頭を悩ませつつ,たまの気分転換として


サーフィンをしたり,ユニバーサル・スタジオに行き,,,,,,





今後はSan Francisco 旅行や, Las Vegas 旅行などを計画しています.......



幸いにもLAにて友人もでき,
研究の合間を縫ってはおしゃべりをしたり,

ご飯に行ったりしています.




日本の皆様(特に福崎研の皆様)

私がLA遊んでばかりいると誤解 されているようですが,,,,





忘れもしません,,,,,









あれはUCLA滞在が決まった時,素晴らしい機会に意欲を燃やす私に,我らがボスのF崎先生が素晴らしい一言をくださいました.




「どうせ真面目に勉強したって,みんなは遊んできたって考えるんだから,遊んでこないと損だろ」




これは日頃から, 遊んでばかりの私に対する諦め 熱心に研究に取り組んでいる私に対するご褒美であると受け取っています.




そのような先生の期待を裏切ることはできず,

本日も文化交流という一つの目的を達成するため,

日本酒という素晴らしい文化を外国の方へ伝えに 飲み会 国際交流へいってまいります.






2013年7月6日土曜日

61st ASMS Conference

初のブログ執筆になります。博士前期課程2年の山田貴之です。

69日から13日まで、アメリカ合衆国ミネソタ州ミネアポリスにてアメリカの質量分析学会であるASMS2013が開催され、私もポスター発表をしてきました。ASMSは初参加です。



とりあえず、すごかったです。

とてつもなく広かったポスター会場。
1日700題以上のポスター発表が計4日間という信じられない規模。



私は普段、リピドミクスに関する研究を行っていますので、脂質分析の発表はどんなものがあるのか、と楽しみにしていましたが、やはり世界最高峰の質量分析学会とあってこれまでの学会とはスケール、クオリティとも桁違いでした。


もう1つ印象的だったのが、超臨界流体クロマトグラフィー/質量分析 (SFC/MS) を用いた分析技術に関する発表が意外と多かったな、ということです。

私もSFC/MSを用いて研究を行っていますので、ライバルが増えてきたな、と一瞬思ったのですが、内容をよく見ると、まだまだ我がラボも世界のトップクラスで戦っていける、と確信しました。

こうした環境にいられることに感謝して、今後も技術開発、アプリケーションともに世界レベルで戦える研究を行っていけたらと思っています。



ASMSへ行って、研究室を卒業した後も何らかの形でリピドミクス研究に関わりたい、と強く思うようになりました。

学部4年生の頃に研究室に配属されてからの2年余りの間 (B4の頃は体育会系の部活動をやっていたので、研究をしていたのは実質的に1年半ぐらいでしょうか) LC/MSSFC/MSの分析条件の最適化に取り組み,多くの方々のご協力もあり脂質分析技術開発に関する論文を2報投稿することができました。

今後は、これまでに開発した分析技術を用いたアプリケーションを中心に、少しでもリピドミクス研究の発展に貢献できるような成果を出していきたいと考えています。

また、インフォマティクス分野にも手を出そうと思っているので、学問領域の枠を超えた創造的研究活動を展開できる人間になるのが夢です。


博士号を取得した後には,製薬企業や分析機器メーカーなどで、当研究室で得られた知識、経験を生かして活躍していけたらと思っています。




さて、実は私は海外へ行くのが初めてでした。

なので、今回学会が開催されたミネアポリスという街がアメリカ国内の他の街と比べてどうか、といったことは何も言えないのですが、近代的な建物が並び、なんかアメリカだな、となんとなく思いました。


空港から電車に乗り、降り立ったのがここ。


もう自分は日本にいないんだと実感したことを今でも覚えています。


ちなみに、学会会場付近の道路はこんな感じ。



そして、学会の会場となっていたのがミネアポリスコンベンションセンター。宿泊したホテルから徒歩3分程度と近く、すぐ隣には教会もありました。



ホテルの部屋より


最後になりましたが、ASMS期間中も,日頃からお世話になっている分析機器メーカー等の方々に食事に連れて行って頂いたりしてとても楽しい時間を過ごさせて頂きました。

この場をお借りして関係者の方々に感謝申し上げます。ありがとうございました。



P.S.

1週間,アメリカに行ってきましたが、毎日がとても充実していて1か月ぐらいアメリカにいた気がします。

ただ、欲を言えば、もっと遊びたかったな、と思います。

例えば、ボードサッカーとか、サーフィンとか、路上でフリースタイル(リフティング)とか、女子バレーボール観戦とか、あと学校で消火訓練なんかもいいですね。

僕はサーフィンを一度もやったことがないのですが、アメリカで初サーフィンとなったらとってもオシャレだと思います。またそれがロサンゼルスとかだったら最高ですね。


でも学会のためにアメリカに行ったんですから、遊んでばかりというのもまずいですよね。そういう意味では、本当に有意義な出張 (not 旅行) だったと思っています。

来年も是非行きたいと思います。

今年はポスター発表だったのですが、来年はオーラルを狙ってみようかなとたくらんでいます。

ちょうど修士論文発表が英語になったので、とりあえずそこで練習でもしておきます。





最後に、こんな私に研究室ブログを書くという大役を与えて下さり、また面白いネタも提供して下さった当研究室の皆様に深く御礼申し上げます。

2013年6月2日日曜日

徒然なるままに......

皆様、ご無沙汰しております。みんなのNAKAYAMAです。

突然ですが、皆様はこの写真を見て何を思うだろうか。



これは先日福崎研の冷蔵庫の奥底から出土した代物である。

そう、これは摂氏4℃という過酷な環境下にもかかわらず生育していた真菌たちの集合体なのだ。

もともとが何であったのか、いつ作製されたものであるのか、全く判別できないほどに茂った菌糸。すでに芸術の域といっても過言ではない。






みなさんも、感性を研ぎ澄ましてもう一度よくよく見ていただきたい。




ある芸術家は、非常に前衛的な芸術の一種だと思うかもしれない。


ある詩人は、菌達の生命力に心打たれ、一篇の詩を吟じるかもしれない。


ある第一種衛生管理者は、この研究室の衛生観念の薄さに愕然とするかもしれない。


ある生物学者は、この菌類がどの属に分類されるかに興味を持つかもしれない。


ある工学者は、この冷温耐性を社会に役立てられるのではないかと考えるかもしれない。









立場が違えばものの見方も異なる。これは古今東西、この世の不変の真理である。



海外留学で見識を深め、大学院にてメタボロミクスを専攻し、一端の科学者として日夜研究に明け暮れる私はこう思う、





”なんだ、ただの生ゴミか” と。




この世の真理とは往往にして身近にあるのだと感じる今日この頃です。


                                                                                   編集担当;Dempo






2013年5月30日木曜日

ハイライト of spring


お久しぶりです.
最近,自分が山中だったか中山だったかわからなくなってきた特任研究員の山中です.
 
 
この頃,研究室の皆様はお忙しいようで,なかなか更新されないので,更新させていただきます.
またまた,研究内容とはあまり関係ない話で申し訳ありません.

 
志賀さんの発表を聞くために並ぶ人々
前回の更新から2か月ほど立ちますので,その間に研究室では色々な出来事がありました.

私の知っている範囲でざっくりと紹介させていただきますと(携帯を携帯しないことで有名な私ですので,全然写真が残っておりません),3月末に農芸化学会@仙台でSastiaさん,志賀さん,中山さん,Udiさん,Dempoさん,野口さんが発表されました.
 
 
 
 
 
4月1日より新しいStaffが2人増えました.そして学生さん D1が2人,M1が1人,B4が5人,B3(英語コース)が1人増え(間違っていたらごめんなさい),福崎研は総勢49人になりました.
どんなメンバーがいるかは福崎研@大阪大学のメンバー紹介をご覧ください!!!

そして4年生のテーマも決まり,雑誌会やリサーチセミナー,チームミーティングで研究室は大変活気づいております.また5月15~16日にはProgressive reportが行われました.このあたりについてはきっとトレーニングコースを終えたM1の皆様がもうすぐ更新してくれるはずです(よろしくお願いします☆).

 
 
さてさて,飲み会には必ず出席することでイベント好きで有名な山中ですが,これまでに行われた研究室行事@リフレッシュルームor研究室外で行われたことについて書かせていただきます.
 
 
4月3日 新入生歓迎会
 
酔いつぶれるDempoさん
新入生歓迎会が開かれました!
M1の皆様は新しく入ってくるみんなのためにタライ鍋を作り新入生を歓迎しました.
お酒好き女子メンバー(私とI橋さんとN澤さん)で何日か前からサングリア(ワインに果物をつけこんだお酒)を作り,新入生を歓迎しました!
おいしすぎて一瞬でなくなっちゃいました.(4年生に飲ませる前に私たちだけで飲んでしまったような...というのは気のせいでしょう!)

今年の4年生はお酒が強そうで,これからの飲み会が楽しみですね☆
重役会議とクマ



4月18日
 
巨大料理は終了しましたが,まだ福崎研のタライは健在です.
以前研究室で行われたと言われるハンバーガー祭りをしました.
他の研究室の人も巻き込み12人でハンバーガー100個をたいらげました.
最初は,少ないんじゃない!?早食いにしよっか!なんて言っていましたが,めっちゃきつかったです・・・
一番たくさん食べたのはD1の光永さんでした(10個)!
・・・当分ハンバーガーはみたくもありません.



今から起こる悲劇をしらず無邪気な表情で写真に写るハンバーガー祭りの参加者達


最後の1つを食べる光永さん.
は食べ終わったハンバーガーを包んでいた紙の残骸.



4月24日
 
巨大料理を終了した私は何か次のイベントを考えよう!と思い,福崎研究室にはいろんな国の方がいらっしゃいますし,いろんな国の料理を作れるようになりたいなぁ,ということで‘世界の車窓から’もどき‘世界の食卓から’をしようかな~,でもあんまり海外の料理って食べたことないなぁと思っていた矢先に,エジプト料理を食べに行こうと誘われましたので,行ってきました!
ピタパサンド(サンドイッチ)やらケバブやらペースト(エジプトではよく食べられている料理だそうです)など,あまり今まで食べたことのない料理を食べることができて勉強になりました!
スパイスがすごく効いているのに辛くないという不思議な料理で,きっと変わった香辛料が使われているのでしょうね.私には作れそうもありません・・・ということで‘世界の食卓から’は凍結保存中です!
 
私のカメラにはご飯の写真は一枚もありませんでした.
申し訳ありません.食べ終わった後の満足そうな顔をご覧ください.
 
 
 
◎5月15日~

ラーメンラリー部復活!だそうです.
毎週1回以上北摂あたりのおいしいラーメンを食べに行ってます!
おいしいラーメン屋さんを知っている方は教えてください~!

 


 



 

他にも,お菓子を作ったり,お菓子を作ってもらったり,お菓子を作らせたり...


このように福崎研究室では,研究はもちろんですがみんなで楽しめるパーティーも盛んに行われており,メリハリのついた研究室生活を送れます.
興味のある方は是非福崎研究室に遊びに来てください☆

(あれ,この文章前にも書いたような・・・)


そして私のおいしいラーメン屋さんを教えてください!

次は他の方,よろしくお願いします.
(私が書くと,研究室で食べ物イベントばかりしているみたいになっちゃいます・・・)