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2013年10月21日月曜日

第8回メタボロームシンポジウム in 福岡 (2013)

アカデミック雀士Dempo
皆様,ご無沙汰しております.伝統ある福崎研麻雀四天王の末席ことDempoです.因みに現在福崎研で麻雀ができるのは教授・准教授をあわせて4人しかいません!残念ッ!!




それはさておき,今日の話題は表題にもある通り,2013年10月3,4日に開催されました,第8回メタボロームシンポジウムです.


このシンポジウムは,メタボロームを軸とした研究結果が多数紹介されており,参加団体も研究機関始め様々な企業の方々など,非常に幅広いメタボロ研究者が集まっていました.普段はなかなかできない,ディープなディスカッションができたと思います.
やはりこの手の専門に特化した学会の醍醐味はここにあるといっても過言ではありません.



講演中のグレート山田氏
口頭発表についても食品や医療,微生物など様々な分析対象ごとに分けて発表があり,非常に勉強になる発表ばかりでした.福崎研からは,山田くんが学生ながら口頭発表に選ばれ,大御所先生方に負けない落ち着きと余裕で堂々とした発表をしていました.さすがッス!そこにしびれるあこがれるッッ!!




個人的な感想としましては,全体的にアプリケーションよりの発表が多く,分析系の構築や測れない化合物を測れるようにしたった的なオタク発表が少なかったのが少し寂しかったですね.一日目の終わりには懇親会もありました.


懇親会も大賑わいです
懇親会に登場した幻の焼酎・森伊蔵(右)








そして何事もなく時間は過ぎ,学会は二日目最終日の午後のセッションに.少し重い瞼を引き上げながら発表を聞いていた私でしたが,なんとなく眺めていた発表用のスクリーンに,あろうことか”メタボロミクスの華麗なる一族”がデカデカと映し出されているではありませんか.

何故だ,どうしてこうなった…(震え声)


よくよく聞いてみると,「メタボロームデータの公共化にはプロトコールの標準化はいらないんじゃね」的な発表であり,それぞれの研究機関で分析した条件下でのデータの共有というある意味Wiki形式のデータベースである”Metabolonote”の紹介がメインでした.

その自由形式の投稿についてブログを引き合いに出して話をしていたようなのですが,何故これを選んだのか?!どうして数多あるブログのうちこれを選んだのか.なんという…なんという..

櫻井先生> これは某F先生のところのブログですが...

Dempo    >((( うわぁぁ~ ヤメロー やめてくれぇ~ )))


と会場内で一人悶絶する不審者であった.
いや別に悪いことを書いてるわけじゃないんですけど...なんか公共の場での公開処刑を受けている気分です.ていうかなんでこのブログの存在を知っているのだろうか...






そしてシンポジウム終了後は,気を取り直して若手会へ.九州大学の演習林でお酒を嗜みつつメタボロ談義.これがまた勉強になる話満載でした.参加者は,学生,先生方,企業の研究員やお医者さんまで様々な肩書きを持つ人々が一同に会したわけであります.若手会ということもあり,多少ぶっちゃけた内容の話で大盛りあがり.講演内容としては,

>メタボロミクスの限界点とは
>メタボロをするときの第一選択肢は何を選べばよいか?
>CE-MSを用いたメタボローム解析について
>MALDIでメタボロ?!
>バイオマーカー探索の今

等々,建前ではない,ホントのところの話をESI友の会の敏腕若手(准教授ぐらい)先生方がおもしろ可笑しく独演し,議論するという非常にためになる,そして一体感のあるものでした.
詳細については盛りだくさんであったのでここには書きませんが,本当にためになる会であること請け合いですので,メタボロで困っている,またはメタボロに興味があるというぐらいの方でも是非参加されては如何でしょうか.
若手会の様子,若いのでワイワイ自由な議論




また,歓談の席では,CEのやんちゃぶりについて共感できる話であったり,企業の方などは,自分の会社の話,学生は教授の話,また,研究の進め方についての相談や,どのメーカーのMSがいいだのなんだのと研究室内でしかできないようなオタクトークが真夜中まで続き,一番遅い集団は朝5時まで話し込んでいたそうです.
私個人としましてはとても楽しかったのですが,こんな一学生のつまらない話に付き合わせてしまい,お話をさせていただいた方には非常にご迷惑をおかけしました.この場を借りてお詫び申し上げます.<(_  _)>













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測りたいけど代謝物を測るMSい、代謝物を測りたいけど測る代謝物い、そんなときに!メタボロミクスで鍛えた学生たちが一生懸命あなたの代わりに代謝物を測ってくれます!モチロンMSを用意する必要もありません!学生スタッフがあなたのサンプルをMSで測りまくります!1検体¥時価~  24時間営業 年中休!


       /フフ         ム`ヽ
      / ノ)   ∧_∧    ) ヽ
     ゙/ |  (´・ω・`)ノ⌒(ゝ._,ノ
     / ノ⌒7⌒ヽーく  \ /
     丶_ ノ 。   ノ、  。|/
        `ヽ `ー-'_人`ーノ     福崎研では同時に根性ある学生も募集しています
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2013年6月2日日曜日

徒然なるままに......

皆様、ご無沙汰しております。みんなのNAKAYAMAです。

突然ですが、皆様はこの写真を見て何を思うだろうか。



これは先日福崎研の冷蔵庫の奥底から出土した代物である。

そう、これは摂氏4℃という過酷な環境下にもかかわらず生育していた真菌たちの集合体なのだ。

もともとが何であったのか、いつ作製されたものであるのか、全く判別できないほどに茂った菌糸。すでに芸術の域といっても過言ではない。






みなさんも、感性を研ぎ澄ましてもう一度よくよく見ていただきたい。




ある芸術家は、非常に前衛的な芸術の一種だと思うかもしれない。


ある詩人は、菌達の生命力に心打たれ、一篇の詩を吟じるかもしれない。


ある第一種衛生管理者は、この研究室の衛生観念の薄さに愕然とするかもしれない。


ある生物学者は、この菌類がどの属に分類されるかに興味を持つかもしれない。


ある工学者は、この冷温耐性を社会に役立てられるのではないかと考えるかもしれない。









立場が違えばものの見方も異なる。これは古今東西、この世の不変の真理である。



海外留学で見識を深め、大学院にてメタボロミクスを専攻し、一端の科学者として日夜研究に明け暮れる私はこう思う、





”なんだ、ただの生ゴミか” と。




この世の真理とは往往にして身近にあるのだと感じる今日この頃です。


                                                                                   編集担当;Dempo






2012年12月1日土曜日

Single-cell analysis 2012

正しい殺菌・消毒の一例(上級者向け)
皆さんお久しぶりです。福崎研M1のDempoです。

気がつけば11月も終盤、随分と冷え込んで参りました。
世間ではノロウィルスとやらが流行っているそうなので、簡単にできる身の回りの殺菌・消毒から心がけましょう。

そんな折、我々は11月27,28日に京都のリサーチパークと呼ばれる所で行われた、
International Joint Symposium on Single-Cell Analysis (The 6th International Workshop on Approaches to Single-Cell Analysis & The 8th International Forum on Post-Genome Technologies)
という学会に参加してきました。

参加メンバーは私Dempoと、おなじみNAKAYAMAさんとShaoさんです。NAKAYAMAさんは何故かこの記事を書きたくないそうなので、今回は私の方から報告致したいと思います。

このシンポジウムは、その名の通り単一細胞(single-cell)において、その中身を定量的に分析し、細胞の外との情報交換によりどのように変化し、外に対してどのように情報を発信するのかなどを精密に計測する技術の開発に関する国際シンポジウムでありまして、海外からの参加者も多く見られました。




理不尽なツッコミ
「これ、メタボロミクス関係ないですよね。」という冷酷無比なツッコミをあざやかにかわしつつ話を続けていきますが、我々福崎研学生部隊はポスター発表と1分間のショートスピーチという形での参加となりました。

講演内容は、非常に興味深いものではあったのですが、かなり自分の分野と異なる内容の発表が多く、日頃の勉強不足からあまり背景知識のない私には少々難しいものでありました。しかしながら、こうした世の中に大きな変革をもたらすような研究には、常に目を配っていかなければならないのだと感じました。

超武闘派研究学生Shao
一般的なポスター発表の様子
斬新な発表スタイル


ポスターセッションでは、ものめずらしさから質問をしてくれる人はいるものの、説明をきいてくれた方も最後に「で、これどうやってシングルセルでやるの?」という感じで、やはりあまり深い議論はできず終いでした。


そして、一日目の晩には懇親会が開かれました。この懇親会がまた豪華!!舞妓さん on stage です。
刮目して見よッッ!豪華料理の数々ッ!!
舞妓さんon stageどすえ~


餌に群がる霊長類たち
やはり舞妓さん、外国の方に大人気です。と思っていたら、日本の重鎮の方々もノリノリで記念撮影してますね(笑)心なしかデレデレしているような・・・




そして二次会。懇親会に参加していた若手に声をかけて飲み直しというところ。先ほどの雰囲気とは違い、場所は居酒屋・ノリは体育会。
テンション(⁰︻⁰) ☝

発狂寸前の30代男性
今回の主催者であるU田研のメンバーを筆頭に、2,30人が集まって、飲めや歌えやのドンチャン騒ぎ。中でも際立っていたのが最年長クラスのD3二人。U田研のA木先輩と、我らがNAKAYAMAさん。「傍らに人無きが若し」を体現するとこうなりますの分かり易い例。この世のイケメンは全て俺のものだと言わんばかり。

衝撃の映像はこのあとすぐ!

これは見せられないヨ
このドヤ顔である

 これは。

なんというか・・・若いですね。

見ているだけでお腹いっぱいです。

まぁ、こうして他研究室の方々と仲良くなれるのも学会に参加するメリットの一つであります。皆様もそういった機会を大切にしていただきたいと思います。






    今日の格言;      「酒は飲んでも呑まれるな」       M1 Dempoでした























2012年11月9日金曜日

メタボロミクス講習会 2012

福崎研公認キャラクター
ひげにゃん
向寒の候 皆様におかれましては益々ご健勝のこととお慶び申し上げます。

福崎研のマスコットキャラクターことNAKAYAMAです。

さる11月2日,3日の二日間、福崎研におきましてメタボロミクス講習会が開催されました。


講習会の様子1
このメタボロミクス講習会というのは何ぞやといいますと、我々の持っているメタボロミクスの技術が如何なるものかというものを知ってもらうために福崎研が毎年行っている講習会で、GCを用いた分析・解析実習を軸に、様々なメタボロミクスに関連する講義などを通して理解を深めてもらおうという趣旨の勉強会であります。

講習会の様子2



参加者につきましては、毎年Web上で公募しておりまして、メタボロミクスってなんなの?という方からメタボロミクスをしているが他のところではどのような切り口で取り組んでいるのか?という玄人まで、企業・大学・研究機関など様々な方面の方々が参加されます。
講習会の様子3


また、この講習会は福崎研のM1が主となり、講義の大部分及び実習などはM1が講師となって運営されています。これは福崎先生の「人に教えることで自身の理解が深まる」という教育方針に由来しています。なので受講料等はいただいておりませんが、決して質の低い内容であるということではありません。



今年度も優秀なM1ソルジャーたちによって有意義な勉強会が行われたものと自負しております。

講習会の様子4



コンテンツとしましては、

1. 福崎先生によるメタボロミクス総論

2. GC(ガスクロマトグラフィー)講義

3. LC(液体クロマトグタフィー)講義

講習会の様子5

4. NIR(近赤外分析)講義

5. GC実習 ~サンプル前処理から分析まで~

6. GC実習 ~解析から多変量解析まで~

7. 総合討論

と盛りだくさんになっております。



一日目の晩には、参加者の方々、M1、先生方で北千里の居酒屋にて懇親会もありまして、普段は聞けないような貴重なお話も聞けたとか聞けなかったとか。


講習会の様子6


二日目の解析実習は白熱した議論が展開していました。やはり、多変量解析は分野を問わず必要となっているスキルであるので、みなさん非常に興味をもたれていたようでありました。こと一度に多くの変量を扱う分野であるメタボロミクスにおいては欠かせないツールとなっています。




この講習会を通しまして、ご参加の方々には何かを得ていただけたでしょうか。もしそうであれば幸いです.........


ところで


写真撮ったの誰だよ?あまりに酷過ぎませんか!

参加者の後頭部にばっちりピントがあってますよね?

全くもって講習会の様子が伝わってこない。


作品名 ; 緑茶
講習会の様子?
すでに芸術の域に達しているようにも思える.........



非常にコメントしづらい写真ばっかりでどうまとめればいいのかよくわかりませんが、とにかく有意義な講習会であったことは確かですので、よかったと思います。



講習会の様子??







                                           編集担当;Dempo




2012年9月12日水曜日

昨今の分析機器事情

皆さん、お久しぶりです。   座右の銘は ”明日から本気出す”  ご存じNAKAYAMAです。

いやぁ、ほんとに久しぶりの投稿になりますね。何せのんびりするのに忙しいもので(キリッ

今日は特に出張に行っているわけでもなく論文を書くのにも飽きたので、質量分析計についてのお話をしたいと思います。

質量分析計というと、この業界では言わずと知れた主力兵器機器であります。しばしばMS(エムエス)と略されるこの装置ですが、クロマトグラフ等の分離装置と組み合わせることにより、混合試料中の各化合物のマススペクトルを得ることができ、得られた質量電荷比を含む様々な情報は、既知物質の同定や未知物質の構造決定を行うにあたってきわめて強力な手段となります。


超家族演算装置質量分析計
Super Family Computer - MS
メタボロミクスをはじめとするポストゲノム研究にとって、この技術は非常に重要であり、即ち我々の研究は質量分析計の真空ポンプの上に成り立っているといっても過言ではないのです

そして我らが福崎研にはガスクロマトグラフ質量分析計(以下GC-MS)や液体クロマトグラフ質量分析計(以下LC-MS)、めずらしいものでいうとキャピラリー電気泳動質量分析計(CE-MS)や超臨界流体クロマトグラフ質量分析計(SFC-MS)などが常備されており、用途・サンプルによって様々な分析に対応できるようになっております。

分析成功の瞬間

しかしながら、この便利な装置、やはり少々お高いんです... 
どれぐらい高いかといいますと、ものにもよりますが、
ベトナム ドンにして数億~数百億以上。多くの場合、見たい化合物ピークのインテンシティより高くなっています。
このままでは、一家に一台GC-MSというボォクの野望が遠のくばかりです。


だが、嘆くことばかりではありません。実は水面下で既に次世代の足音が聞こえつつあります。

国内最王手インターネットオークションサービス・YAHOO!オークションで"クロマトグラフ"と検索すると、でるわでるわ全21件がヒット。(9/14現在)中古品ならばなんとか!

ハンバーガー2,5000 個分


「アジレント ガスクロマトグラフセット 700,000円」


・・・・う~ん、やっ安いッ かな? これで今日の晩御飯の残留農薬のチェックはばっちりですね。

「島津SHIMADZU ガスクロマトグラフ 7,970円」
こっこれは破格・・・ 動作確認はしているのだろうか。
「アプライドバイオシステム 液体クロマトグラフ質量分析計 2,500,000 円」

高っ!? いや高くないけど高い! ヤフオクでこんな金額が取引されることがあるとでもいうのだろうか。


う~ん。もっとお手軽な液クロはないんですかねぇ。さらに絞り込んで”高速液体クロマトグラフィー”で検索。

・・・いまいちイケてない液クロ用のポンプ(20,000円)と、

☆送料無料☆『高速液体クロマトグラフィーの手引き』(3,050円)、

銀土 高速液体クロマトグラフィー【赤い花】銀魂 380え・・・・・・ん?
ヤフオクの画面内で明らかな異彩を放つ本。随分フランクな専門書ですね。カテゴリが「同人誌」になってますけど・・・

高速液体クロマトグラフィー著
これ、いわゆるBL本(wiki)というやつですか(汗

心なしかいま後ろを通り過ぎたDempoの視線が冷たい....

違っ、君は大きな誤解を




私としたことが取り乱してしまった。しかし、どこが高速液体クロマトグラフィーなんだろうか。

よくよく詳細欄を見てみると、小さな字で 2006.3.5 高速液体クロマトグラフィー様発行 と書いてある。 

これペンネ―ムだったんですか?! 驚天動地のネーミングセンス!!

液クロ自体は様々な分野で用いられているものではありますが、これは業界的に近い人が書いてるんですかね、やっぱり。



もしかしたら何かの縁で、学会等で高速液体クロマトグラフィーさんに会うこともあるのだろうか・・・  
                                                                                                  いや、ないな。

などととりとめのないことを考えながら論文執筆に勤しむ今日この頃であった。                                                             編集;Dempo





2012年1月1日日曜日

謹賀新年でございます

徳の高い研究者の
正しい年越しの例
皆様、あけましておめでとうございます。
実験室で年を越してしまった念系男子ことDempoです。
めんどくさい奴ではありますが、今年もどうぞよろしくお願い致します。

さて、冒頭にもあります通り研究室でのアツい年越しを迎えたところの私ではありますが、
“一年の計は元旦にあり”と申しますように今年は研究に始まり研究に終わるという嵐のような一年になる予感がいたします。

2012/1/1 0:12 a.m.
某T先輩の聖骸
ちなみに年越しの瞬間,研究室にいたのは、じゃじゃ馬分析機器の名をほしいままにする、CEことキャピラリー電気泳動をいじっていた私Dempoと、年末までが提出期限の修士論文を吐血しながら執筆していた某T先輩の二人でした。
※キケンなので良い子はマネしないでね




書初め(本年度目標)
そんなT先輩も年越し寸前のカウントダウン中に修士論文をなんとか書き終え、その後まるで憑き物でも落ちたかのように動かなくなりました。

Dempo; Tさん、大丈夫ですか?▼
T先輩 ; ・・・・・・・。 ▼
Dempo; 返事がない。ただの屍のようだ▼

そんな我々にはいまから初詣にいこうなどというモチベーションはもはやなく,家に帰るのさえ億劫になるような心持でありました。
しかしながら、毎年元旦に淡路島にある伊弉諾神宮(いざなぎじんぐう)でおみくじをひいていた私としましては、今年の自分の運を知っておきたいという気持ちもあります。
そこで、最近(自分の中の)巷でまことしやかに噂となっている、「開運!ピークおみくじ(仮)を研究者らしく実証していきたいと思います。




Dempo の自己満足に資する
初ピークおみくじによる2012年度運勢の相対的定量実験


2012年1月元日
飯大 物づくり学部 廃人コース
Dempo


1.1 緒論


分析機器に賽銭を投げ入れ
分析成就を祈願する人々(1/1)


 正月とは我々日本人にとって一年の大きな行事であり、文化的には旧年が無事に終わった事と新年を祝う行事である.正月飾りをし、正月行事を行ったり正月料理を食べて、盛大に祝う.(Wikipedia,et.al)
その行事の一つとして,初詣というものがある.これは年が明けてから初めて神社や寺院などに参拝する行事のことで,一年の感謝を捧げたり,新年の無事と平安を祈願したり,おみくじを引いてその年の吉凶を占ったりするものである.
最近は時代の流れか,神社に行くヒマもないような多忙な人種のために初詣をし,賽銭を投げ入れ,おみくじをに引いて枝に括り付けるところまでを代行してくれる,初詣代行サービスや,おみくじをweb上で引けるwebおみくじなど社会のニーズに応じた過去にとらわれない前衛的なおみくじも多く見られるようになってきた.(Yahoo!占い,et.al)

1.2 諸言

  上記のように多様化するおみくじ事情の中で最近分析系研究者の間で注目されつつあるおみくじが存在する.それが開運!ピークおみくじ(仮)である.これははおみくじの一種で、その年の初めにでたクロマトのピークのシャープさ,intensity,美しさ,リテンション(マイグレーション)タイムのずれ,再現性等をみてその年の吉凶を推し量ろうというものである.
fig1.The correlation between Dempo's motivation and peak shape
また,Dempoのやる気とCEのピークの形状には相関関係があることが知られており,(Dempo,et.al)今年初ピークとその年の吉凶との間には有意な相関関係があることが容易に予想された.
しかし、通説は多数あるものの過去この題材を扱った論文等は掲載されていないことが予測された.そこで、元旦から研究室に引きこもっている残念系男子Y.Dempoをサンプルとし,ほぼ前例がないといえるこの運勢解析研究領域の基盤を固めることを本研究の目的とした.

2.方法

2.1 装置

 本実験では、分離部にキャピラリー電気泳動 (CE)  P/ACE MDQ (Beckman Coulter, Fullerton, CA, USA),質量分析計(MS)は三連四重極リニアトラップ型 4000QTRAP (Applied Biosystems, Foster, CA, USA),またSheath liquidの送液にはマイクロフローポンプ MP-711 (GL Sciences, Tokyo)を用い、2012年に検出された最も早いピーク(2012年元日0:00:23 a.m.)を用いておみくじとした。

2.2 サンプル

 サンプルはY.Dempo OTLΔmoney株(Osaka.U, Japan) の大晦日麻雀で運勢を使い果たしたもののうち,まだ自宅の大掃除をおこなっていないもの且つ,年越しそばを喰い損ねたものを金銭的最少培地で2年間培養したものを分析に供した.


 2.3 キャピラリー電気泳動分析条件

キャピラリー電気泳動に用いたキャピラリーはシリカキャピラリーチューブ (GL Sciences, Tokyo)で,キャピラリーの内径,長さはそれぞれ50 mm,約80 cmとした.またキャピラリーは20 °Cに保温した.電解質は50 mM酢酸アンモニウム pH 9.0を用いた.電極はInlet側をアノード, Outlet (MS) をカソードとした.キャピラリーは分析開始前にあらかじめ電解液を30 psi (2.1 bar) の圧力で60分間送液することにより洗浄した.各分析において試料を注入する前に30 psi (2.1 bar) 5分間キャピラリーに電解質を送液しリンスを行った.その後,サンプル溶液を2.0 psi (0.14 bar) 5秒間送液しインジェクション (6 nL) を行った.その後,キャピラリーに電解質を0.2 psi 5秒間送液した後に,キャピラリーに電圧 30 kV, ランプ時間30秒) をかけて電気泳動を行った.電気泳動開始から20分後に泳動を止め,4.5 psiの圧力で電解質の送液のみを5分間行った.

3.実験結果

今年初めの得られたピークはribitolのものであった.0:00:23 a.m.

fig3.The typical peak of last year
fig2.The first peak of this year


























4. 考察

 過去のピーク形状などを考慮しても実に秀逸なピークであることがうかがえる.(fig2)
しかし,このデータのみではこのピークがおみくじにおけるどの吉凶を表しているのかを決定することはできなかった.
そこで去年度のピークを基準として,そのピークとの比較による相対的絶対運勢量決定を試みた.(fig3)
 去年度のピークと比較すると,intensityについては劣るものの、リテンションタイムやピーク形状の美しさにおいて少なからず勝っていることが強く示唆された.
 しかし,本実験は極限環境下(元旦,徹夜)を前提としているため,繰り返し数N=1のデータとなってしまい,再現性を論じることは不可能である.又,そもそも去年の運勢が何であったかが未知であり,去年度のピークは基準たりえないため,相対比較をしても無意味であることがここに示された.
 
 

5. 総括

 これらの実験結果より,本実験条件下(麻雀後,自宅大掃除未完,睡眠不足,年越しそば飢餓)での初ピークおみくじによる吉凶の相対定量は現段階では極めて困難であることが強く示唆された.

6. 謝辞


本研究を行うにあたり,多くのご指導やご指摘をいただきました当研究室 Dempoに厚く御礼申し上げます.常に懇切丁寧にご助言していただいた同 Dempoに心から感謝の意を表します.多くのご助言,ご援助頂きました同 Dempoに深く感謝致します.
そして年末頃,実験中に息絶えていた私にデカビタ等を奢ってくださった某T先輩,U先輩はじめ,当研究室の皆様に心から感謝の意を表します.






 

2011年10月22日土曜日

世界の車窓から@東工大 五日目

  みなさん、おはこんばんにちはメタボロ界の風雲児ことNAKAYAMAです。
 
今日で五日目、最後となったこのシリーズではありますが、(四日目は実験しかしていないため、特段書くことがありませんでした。)今日まず言いたいのはお世話になった研究室の方々へのお礼であります。

初日には歓迎会、途中お昼などもご一緒してくださり、タイ料理やお別れケーキ(?)など、ただでさえこちらからお邪魔させていただいているのに研究に関連することも含め研究室の皆様にはとてもよくしていただきました。この場を借りてお礼させていただきます。
 
今後とも、Dempoともどもよろしくお願いいたします。

さてお話変わりまして実験も終わった最終日の夜、我々がこちらにいる最終日ということで我々2人と勇士3人の計5人で関東では超有名である(?)というラーメン屋に行ってまいりました。このラーメン屋、毎日行列ができるほどの人気店で、しかもリーズナブルであるという至れり尽くせりなステータス。
 
その名も“ラーメン二郎”

しかし、このラーメン屋、どうも普通でないらしい。二郎に行くという話をすると「え?二郎行くんですか?頑張ってくださいっ()」「あれ食べてから新幹線に乗るのはキツくないですか?」「関東の忘れられない思い出になりますよw」という反応が返ってくる。まずラーメン屋に行くのに頑張るって之は如何に。不安ばかりが大きくなっていきます。
ただの自販機なの・・・・・か?
そして迎えた当日、17:30に到着、18時開店だというのに既に店の前には人の列が・・・

とりあえず列に並んで様子を見ることに。何気なく置いてある店の前のSUNTORYの自販機。

ん?何か普通じゃない気がする・・・。
 よく見るとなんと一番上の列が全て黒烏龍茶。どれだけ胃に負担を強いるつもりなのだろうか?
こころなしか並んでいる人たちも歴戦の猛者に見えなくもない。

 ついに迎えた開店時間。店に入って無難に小ラーメンの食券を買う。そしてカウンター席に座ると、店のおっちゃんがおもむろに「にんにくのせる?」と聞いてきた。予習をしていたから知っていたのだが、これは実はにんにく・背油・野菜・もやしの量の加減を聞いているのである。なので、迷わず「全部増し増しで」といいはなった。

 そして出てきたのがこれ。小ラーメン全部増し650円 なんというコストパフォーマンス!!
凶悪なバイオマスの山 650円也
  
・・・なんの餌だよ。ていうか頼んだの小ラーメンですよね? だが食べてみるとこれがかなりうまい。これはいくらでもいけるなーと思っていたのも最初の10分だけであった。
「増し増し」になった背油や超厚切りチャーシューが容赦なく胃袋のライフポイントを奪ってゆく。しかも狭い店内の壁際にずらりと並んでいる他の客から“早く席をあけろ”“残すなよ”という無言の圧力が。

調子にのって「増し増し」を注文した隣のDempoも苦渋に満ちた表情である。しかしそんな中、連れてきてくれた勇士3人やその他の同時刻に入った客たちはこの凶悪な山をペロリと平らげ、次々と店を後にしてゆく。その中の一人は大ラーメンだったような・・・

こいつらマジで人間か。ついにはDempoまで店を出て行ってしまい、四面楚歌に。もう食べるしかない。残った太麺をなんとか胃に押し込み、腹を抱えながらなんとか生還。外で待っててくれていた面々の顔には事を成し遂げたすがすがしささえうかがえる。
 
こうして1kgは増えたであろう胃袋を引きずりながら東工大(とラーメン)の大いなる思い出を胸に、一路大阪へと歩みを進めるのであった(完)

編集担当 Dempo