2013年12月19日木曜日

ドイツ後半戦

Guten tag!

再びD1光永です.
2ヶ月半の留学を経て無事帰国しました.

さて,前回のブログからの私はというと,
当然のことながら遊びに行くことも”ほとんど”無く黙々と実験していました.
と言いますのも12月2,3日にアーヘンでシンポジウムが開かれたのでそれに参加するためのデータをとっていました.

少し真面目な話をすると,
私は現在SeleCaという有機金属,高分子,生物のそれぞれの触媒活性を融合し新たな研究領域の創設を目指すプロジェクトに参加させて頂いており,今回のシンポジウムはその一環です.
大阪大学とアーヘン工科大学の両方から教授,学生を織り交ぜて様々な分野の発表が有りました.
正直生物以外の発表は私には難しいことも有りましたが,それでもなかなか聞くことのできない異分野の発表は興味深かったです.
また,自分の発表に関しては,メタボロミクスという領域が生物系でも少しとっつきにくい内容なので,化学系の方には分かりにくかったかなというのが反省点です.
やはりいくら研究を頑張ったとしても,大学の研究機関の一員として誰でも分かるような発表ができないと意味がない,と改めて感じました.






と,頑張りましたアピールはこれくらいにして...

みんなは12月といえば何を想像するかな?
そうだね!!ぷろt(ry
クリスマスですね.

日本ではクリスマスは若者を中心に,
「わ~見てみて~,クリスマスツリーにイルミネーション!!すっごい綺麗!!」
「そうだね,本当に綺麗だね.でも君のほうがもっと綺麗だよ.」
「もぉ~///」
みたいなしょうもない反吐の出る茶番が街中で繰り広げられ,
各社が準備するクリスマスムードに踊らされプレゼントという名目で高額の賞品を人々が買い漁るという,
なんとも素敵な雰囲気が味わえますが,
本場ヨーロッパのクリスマスは一味違います.

まずはこの写真を御覧ください.



これはクリスマスマーケットの写真なのですが,
アーヘンのクリスマスマーケット
ヨーロッパの各地でこのようなクリスマスマーケットが,
なんと1ヶ月に渡って開催され,毎日多くの人で賑わっています.
ヨーロッパ特有の石造りや組み木づくりの街並みとクリスマスのイルミネーションが非常にマッチしており,幻想的な雰囲気を味わえます.



また,クリスマスマーケットには日本で言うところの出店が多く出店しており,
その中でもドイツのクリスマスマーケットに欠かせないのが,
Glühwein
要はホットワインなのですが,中にスパイスや砂糖が入っていて,
寒空の下でも飲めば身体がぽかぽか温まります.
また飲むときにもらえるカップはデポジットになっているのですが,
気に入れば持って帰ることもできます.



他にもソーセージやワッフルのお店,雑貨屋,クリスマスの飾りを売っていたりと何度足を運んでも飽きません.
是非一度この時期にヨーロッパに足を運んで見てください.






ドルトムントのクリスマスツリー(自称ドイツ最大)






また,アーヘンが国境付近にあるので3カ国の国境が交わるVaalserbergという場所に行ったり,
ビール祭りで出会った友達に会いにテュービンゲンへ行ったりと,
限りある時間を最大限に利用してドイツを楽しみました.
手前の石碑が3カ国の交点

テュービンゲンは大学の街

修道院はまるでホグワーツ



さて,そんなこんなであっという間の2ヶ月半だったわけですが,
非常に有意義で楽しい時間を過ごさせていただきました.
ドイツ,そしてヨーロッパの素晴らしい歴史,文化に触れ,
そこに住む人たちと交流することはこの留学をしないと決して得ることのできなかったものだと思います.
そして何よりドイツという10000kmも離れた地に友人を作ることができたのが,
私にとって何よりもの収穫です.
このような非常に恵まれた機会を与えてくださった方々に心から感謝いたします.


これが私の研究チーム
左からBüchs先生,自分,Thomas,Lena
まぁ,また1月からアーヘンへ帰るんですけどね!!
それではまたあう日まで!!


光永




2013年11月12日火曜日

ドイツ前半戦 

Guten tag!!

どうも福崎研D1の光永です.
10月から私はドイツのアーヘンという街へ留学に来ております.

アーヘンはドイツの西の端.
ドイツ,オランダ,ベルギーの3つの国境が接する場所で,近くには旧西ドイツ首都のボンがあったり,世界遺産の大聖堂で有名なケルンがあったりします.


大きな地図で見る

今回の留学の目的は,私の研究テーマの共同研究先であるBüchs教授の下へお邪魔して,

・お互いの現状とこれからについてのディスカッション
・培養のノウハウをつかむ
・日本で分析するサンプルをこの手で調製する

です.

ん??福崎研で留学と言えば滞在先での観光がメインの目的なんじゃないの??ですって??
バカを言っちゃぁいけませんよ.
そんなことは二の次ですよ.なんせ私は勉強させていただきに来ているわけですし.
Queenのとこの下僕たち(K氏,N氏)じゃあるまい...

さて,日本から飛行機で12時間かけてフランクフルトへ,そしてそこから飛行機でデュッセルドルフへ1時間,最後に電車で1時間半でアーヘン到着です.

アーヘンの第一印象は,ヨーロッパの街なのに非常に治安が(・∀・)イイ!!
夜に独りでぶらついても特に身の危険を感じることはほとんどありません.

ただ夜中にコインランドリーで黒人のお姉ちゃん10人くらいに踊りながら囲まれてポカンとしてるところを動画に撮られたりはしましたが...
YouTubeで"Japanese idiot face in coin laundry"なんかで動画を見つけてくれた人は福崎研まで一報ください.

お値段なんと55セント(75円)!!
さてドイツと言えばみんなは何を想像するかな?
そうだね!!プロテインだね!!
じゃなくてビールだね!!

私お酒の方はあまり強い方ではないので極々少量を嗜む程度なのですが,
こちらのビールは驚くほど美味しく,何より安いです.

ドイツにはビール純粋令というものがありまして,麦芽,モルト,水以外のものを使うとビールと名乗ることを許されません.
それがドイツのビールの美味しさを根っこから支えているんですね.

500mL入の瓶で高いもので90セント,安いと55セントなんかあったりします.
そしてまた種類が多い!!
その辺のスーパーに10種類以上置いてあります.

私も色々買って,毎日試飲,あくまで試飲をしている次第です.
なにせ水を買うより安いので節約ですね.
毎日水では無くビールを飲む...それもビールは飲めば飲むだけ利尿作用が働くので1本じゃ喉が乾くだけ...
そのため毎日2本(1L)ほど,しかたなく,飲んでいます...いやーつれぇわー,まじつれぇ.

そんなこんなで毎日研究室へ行き実験をこなしてきたわけですけれども,
こちらの方の特徴として,週末は基本働かない.ということがあります.
特に日曜に至っては市街地の服飾店ですら店を閉めます.
これも法律で決められているそうです.

そうなってくると

↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓これ大事!!!!↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

安全面から実験は必ず2人以上で行わなければならない

↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑これ大事!!!!↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑

ので私はどうすることもできません.
ということで週末はほんのちょっとだけ小旅行へ行きました.

まずケルン

大聖堂とオーデコロン(フランス語でケルンの水の意)という香水が有名ですね.
そしてケルンはケルシュというビールが有名です.


オーデコロンの蛇口
ひたすらダバダバとええかほりが漂ってきます
世界遺産の大聖堂

そしてシュトゥットガルト
あいにくミュンヘンのオクトーバーフェストへはタイミングが合わなかったので行くことができなかったのですが,シュトゥットガルトのカンスシュタッター・フォルクスフェストというビール祭りへ参加することが出来ました.
生バンドの演奏に合わせて飲めや歌えやの大騒ぎ!!
ちなみにジョッキは1Lがデフォ
ビールがあればみんなともだち!!

男性はシャツに革パン
女性は独特なワンピース
といった民族衣装を切るのがデフォ

ゆ,ユートピアとはこのことか...っ!!


次はマーストリヒト

こちらの街はオランダなのですがアーヘンはオランダとの国境にあるのでバスで1時間ほどでつきます.
オランダといえはハイネケン!!
城壁や門が残る古い街並みです
この赤色は昔は牛の血で塗られていたそうな...


さらにデュッセルドルフ

...は日本人街にラーメン食べに行っただけなので割愛...
...


...


...


...



この帰りに財布すられたorz
みなさんも旅行の際には気をつけてください...orz

気を取り直して最後にパリ
私ラグビーをかれこれ15年ほど嗜んでおりましてどうしても見たい試合がパリであったのです.
そう,オールブラックスことニュージーランド代表VSフランス代表!!
そのついでに色々見て回りました.

凱旋門!!
エッフェル塔!!

念願のオールブラックス!!
眼福ってやつです...
ダ・ヴィンチ・コードのやつ!!


ヴィーナス


りなもざのえみほほ


ん??結局遊んでばっかじゃねーか!!って??
いえいえ,これは列記とした異文化の勉強です.
そして日本では体験し得ないことを日本に持って返って皆様に(土産話で)還元する.
これも立派な留学の目的です.

うんうん.

そうだそうだ.

間違ってないぞ,自分!!


そんなこんなで日本語を全く話さない毎日を楽しみながら楽しくやっています.
そんな日々も早いもので,残り半分になったので,
本腰入れてガッツリあそn...じゃない実験頑張ります!!

ではでは日本も最近寒くなってきたそうなので皆様もお体には十分お気をつけ下さいませませ.
またあう日まで!!

Tscheus!





2013年11月9日土曜日

最高級の珈琲 "Kopi Luwak"

 皆さま,いつもブログを楽しみにして頂きありがとうございます.

一般的な常識と感性を兼ね備えた福崎研で最も普通の女子,長澤です.




突然ですが,福崎研究室のUdiさんの珈琲を使った研究がニュースに取り上げられました!


バックナンバー↓から記事を読むことができます.


論文はこちら
Selection of Discriminant Markers for Authentication of Asian Palm Civet Coffee (Kopi Luwak): A Metabolomics Approach





内容は省略しますが,めでたい!


フードメタボロミクスといえば”福崎研”と言ってもらえるよう,引き続き研究を続けて行くとおもいますので,今後も食品業界の皆さま!よろしくお願いいたします.




ーーーーーーーーーーーーーーーーーー スポンサー広告 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


測りたいけど代謝物を測るMSが無い、代謝物を測りたいけど測る代謝物が無い、そんなときに!メタボロミクスで鍛えた学生たちが一生懸命あなたの代わりに代謝物を測ってくれます!モチロンMSを用意する必要もありません!学生スタッフがあなたのサンプルをMSで測りまくります!1検体¥時価~  24時間営業 年中無休!


       /フフ         ム`ヽ
      / ノ)   ∧_∧    ) ヽ
     ゙/ |  (´・ω・`)ノ⌒(ゝ._,ノ
     / ノ⌒7⌒ヽーく  \ /
     丶_ ノ 。   ノ、  。|/
        `ヽ `ー-'_人`ーノ     福崎研では同時に根性ある学生も募集しています
         丶  ̄ _人'彡ノ      メタボロに自信のあるそこのアナタ!一緒にお仕事してみませんか?
         ノ  r'十ヽ/       代謝物を測るだけの簡単なお仕事です!

2013年10月29日火曜日

アメリカ滞在記

初めまして,福崎研M1の野口真悟です

10/1から10/24まで,共同研究先のUCLAのLiao labに行っておりました

私にとって今回が初渡米であり,出発前はだいぶnerv.....おっとついつい英語が

出発前はだいぶ緊張しており,アメリカという未知の大陸に恐怖を抱いていました


渡米前のアメリカのイメージ

こんな海外初心者の純日本人の私が独りでアメリカはカリフォルニアのロサンゼルスで1ヶ月弱も生きていけるのだろうか....




そんなな不安を抱えつつもいざアメリカへ





約10時間のフライトを経て,LAに降り立った私は思いました








永住したい







なんだこの雲一つない澄み切った青空に眩しい太陽と適度に乾燥した大気に吹き流れる爽やかなそよ風は!!!!!!


まさに天国,毎日がハッピーになれるような気候です


Santa Monicaビーチちかくの道路

さてさて,私がロサンゼルスへ来た目的.....そうそれは,

  • 世界最先端の代謝工学の知識・技術を学ぶ
  • 自分の研究の方向性についてのディスカッションを行う
  • 「野口真悟」という人間をアメリカナイズする
  • 日米マクドナルド比較を行う

といった感じです




まずはマクドナルド比較についてですが

アメリカ人は一体どんだけでかいハンバーガーを食べているのだろうか??ワクワクドキドキ

というのが私の渡米前の疑問でした

アメリカのハンバーガーのイメージ



アメリカ経験者の話では

「食べ物はとにかくでかいから気をつけろ」

というアドバイスを受けていたので

アメリカのマクドナルドに興味津々な私










いざビッグマックを注文







......ん??(大して変わらなくね??)

そう思ったあなた


そう,大きさはほとんど日本と変わりません




またひとつ,勉強になりましたb
(ただドリンクは異常にでかいです)




さて,肝心のラボライフについてですが


私がお世話になったLiao labが所属するUCLAはアメリカでも名門の大学であり

美女学生が多い大学ランキング全米top10に入るほどの大学だそうです


ものすごくおしゃんてぃなキャンパス

共同研究先であるLiao labは代謝工学の分野で世界的に有名であり

研究室のシステム,それぞれのメンバーの研究スタイル,人生観...などなど

一緒に生活していくなかで,自分・そして福崎研との違いを感じることができ,非常に参考になりました.


途中,我らがKINGこと福崎先生と我らがQUEENことSastiがLAを訪れ,Liao先生とディスカッションを行い,豪華なディナーをいただきました.

Lab内にて①
(左から野口,福崎先生,Sasti,Ethan(Liao lab))
Lab内にて②
(左からJimmy(Liao lab),野口,Sasti,福崎先生)

















ディナーの様子
(左からEthan(Liao lab),Liao先生,福崎先生,Sasti,野口)

ここではテーブルマナーについて学びました
皆さん,フォーク・ナイフは「外から内」ですよ



さてさて,そんな研究室生活の合間を縫って,週末にはちょいちょいお出かけしました.


まずは

Santa Monica


ルート66の最終地

ショッピングで有名な3rd streetにて

そして

San Diego

Midway museumにて

私のコラボレーターEthanもこんなに楽しそう^^


さらに

Hollywood


チャイニーズシアターにて
(誰の手形かはわかりません(笑))

Wax museumにて
(全てが本物そっくりの蝋人形)


他にも

ラボメンバーとBBQしたり,UCLAの日本語の授業に参加して日本の文化を伝えたり,
Barでテキーラのショットあけたり,見知らぬカナダ人女性にスタバをおごってあげたり...



などなど

色々な思い出を作ることができました





最後に,今回の渡米で私は多くのことを学びました

たとえば,LA滞在中に私は日本人がどれだけ礼儀正しく,律儀であるかとうことを痛感しました

そしてそれと同時に日本人がどれだけ物事をはっきり言うことが苦手なのかも痛感しました

などなど,日本そして日本人を客観的に考えることができ,自分の価値観が大きく変わりました

詳しく書くと長ったらしくなるので,簡潔にまとめると

いろいろ経験していろいろ挑戦することって大事だな~

ってことです

(笑)


このような機会を与えてくださった方々に深く御礼申し上げるとともに

今回の経験を生かしてこれからの人生に大きく役立てるとともに

今回の経験を福崎研に何かしらのかたちで還元できるように努めてまいります


以上,ありがとうございました.











P.S.

今回のブログを読んでくださったラボメンバーの方々はこう思うかもしれません

「あれ??K瀬氏のこと引き合いに出さないんだ」

「あれ??K瀬氏より遊んでなくない??」


「あれ??K瀬氏より・・(以下略)」


そうですK瀬氏のことは一切ブログに登場させませんでした
(K瀬氏については前々回のブログ参照)

なぜかというと

K瀬:「あ~野口どーせブログ書くとき俺のこと引き合いに出していじってくるんだろ~な~」
   「あ~も~めんどくさいな~」
   「あ~も~しっかたね~~な~~」

という感じで

私は,K瀬氏がいじられることをひそかに期待していると考えたため敢えてノータッチ
ブログを書きました

そしてK瀬氏より遊んでないんじゃないの?と思ったあなた











当たり前です









アメリカで色々なところへ旅行に行くのは将来いつでもできます

しかしUCLAのLiao labでラボライフを送るのは今しかできません

そう考えたらどうしても研究室で過ごす時間が長くなってしまいました



とまぁそんな感じで


僕は僕なりに楽しくLAでの時間を過ごすことができましたよ,K瀬さん^^



2013年10月21日月曜日

第8回メタボロームシンポジウム in 福岡 (2013)

アカデミック雀士Dempo
皆様,ご無沙汰しております.伝統ある福崎研麻雀四天王の末席ことDempoです.因みに現在福崎研で麻雀ができるのは教授・准教授をあわせて4人しかいません!残念ッ!!




それはさておき,今日の話題は表題にもある通り,2013年10月3,4日に開催されました,第8回メタボロームシンポジウムです.


このシンポジウムは,メタボロームを軸とした研究結果が多数紹介されており,参加団体も研究機関始め様々な企業の方々など,非常に幅広いメタボロ研究者が集まっていました.普段はなかなかできない,ディープなディスカッションができたと思います.
やはりこの手の専門に特化した学会の醍醐味はここにあるといっても過言ではありません.



講演中のグレート山田氏
口頭発表についても食品や医療,微生物など様々な分析対象ごとに分けて発表があり,非常に勉強になる発表ばかりでした.福崎研からは,山田くんが学生ながら口頭発表に選ばれ,大御所先生方に負けない落ち着きと余裕で堂々とした発表をしていました.さすがッス!そこにしびれるあこがれるッッ!!




個人的な感想としましては,全体的にアプリケーションよりの発表が多く,分析系の構築や測れない化合物を測れるようにしたった的なオタク発表が少なかったのが少し寂しかったですね.一日目の終わりには懇親会もありました.


懇親会も大賑わいです
懇親会に登場した幻の焼酎・森伊蔵(右)








そして何事もなく時間は過ぎ,学会は二日目最終日の午後のセッションに.少し重い瞼を引き上げながら発表を聞いていた私でしたが,なんとなく眺めていた発表用のスクリーンに,あろうことか”メタボロミクスの華麗なる一族”がデカデカと映し出されているではありませんか.

何故だ,どうしてこうなった…(震え声)


よくよく聞いてみると,「メタボロームデータの公共化にはプロトコールの標準化はいらないんじゃね」的な発表であり,それぞれの研究機関で分析した条件下でのデータの共有というある意味Wiki形式のデータベースである”Metabolonote”の紹介がメインでした.

その自由形式の投稿についてブログを引き合いに出して話をしていたようなのですが,何故これを選んだのか?!どうして数多あるブログのうちこれを選んだのか.なんという…なんという..

櫻井先生> これは某F先生のところのブログですが...

Dempo    >((( うわぁぁ~ ヤメロー やめてくれぇ~ )))


と会場内で一人悶絶する不審者であった.
いや別に悪いことを書いてるわけじゃないんですけど...なんか公共の場での公開処刑を受けている気分です.ていうかなんでこのブログの存在を知っているのだろうか...






そしてシンポジウム終了後は,気を取り直して若手会へ.九州大学の演習林でお酒を嗜みつつメタボロ談義.これがまた勉強になる話満載でした.参加者は,学生,先生方,企業の研究員やお医者さんまで様々な肩書きを持つ人々が一同に会したわけであります.若手会ということもあり,多少ぶっちゃけた内容の話で大盛りあがり.講演内容としては,

>メタボロミクスの限界点とは
>メタボロをするときの第一選択肢は何を選べばよいか?
>CE-MSを用いたメタボローム解析について
>MALDIでメタボロ?!
>バイオマーカー探索の今

等々,建前ではない,ホントのところの話をESI友の会の敏腕若手(准教授ぐらい)先生方がおもしろ可笑しく独演し,議論するという非常にためになる,そして一体感のあるものでした.
詳細については盛りだくさんであったのでここには書きませんが,本当にためになる会であること請け合いですので,メタボロで困っている,またはメタボロに興味があるというぐらいの方でも是非参加されては如何でしょうか.
若手会の様子,若いのでワイワイ自由な議論




また,歓談の席では,CEのやんちゃぶりについて共感できる話であったり,企業の方などは,自分の会社の話,学生は教授の話,また,研究の進め方についての相談や,どのメーカーのMSがいいだのなんだのと研究室内でしかできないようなオタクトークが真夜中まで続き,一番遅い集団は朝5時まで話し込んでいたそうです.
私個人としましてはとても楽しかったのですが,こんな一学生のつまらない話に付き合わせてしまい,お話をさせていただいた方には非常にご迷惑をおかけしました.この場を借りてお詫び申し上げます.<(_  _)>













ーーーーーーーーーーーーーーーーーー スポンサー広告 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


測りたいけど代謝物を測るMSい、代謝物を測りたいけど測る代謝物い、そんなときに!メタボロミクスで鍛えた学生たちが一生懸命あなたの代わりに代謝物を測ってくれます!モチロンMSを用意する必要もありません!学生スタッフがあなたのサンプルをMSで測りまくります!1検体¥時価~  24時間営業 年中休!


       /フフ         ム`ヽ
      / ノ)   ∧_∧    ) ヽ
     ゙/ |  (´・ω・`)ノ⌒(ゝ._,ノ
     / ノ⌒7⌒ヽーく  \ /
     丶_ ノ 。   ノ、  。|/
        `ヽ `ー-'_人`ーノ     福崎研では同時に根性ある学生も募集しています
         丶  ̄ _人'彡ノ      メタボロに自信のあるそこのアナタ!一緒にお仕事してみませんか?
         ノ  r'十ヽ/       代謝物を測るだけの簡単なお仕事です!




2013年8月7日水曜日

UCLA滞在後半戦

M2の川瀬です

無事にLAより帰国いたしました.









前回のブログの影響なのか


会う人皆に

「焼けたね,サーフィン?」


と聞かれますが,





これはLAの紫外線の強さのせいであり,

決してサーフィンばかりして遊んでいたわけではありません.
(現に3回しかサーフィンにいってないんですから...)











さて,



F崎教授より

「みんな,どれだけ楽しんできたのか知りたがってるよ」

とのリクエストをいただきました.


つまり、、、、







「貴様が研究をほっぽり出して遊び呆けてきた醜態を晒し,皆様にお詫びせぇ」 
(注:これは私の勝手な妄想であり,実際にF崎教授の発言とは全く関係ありません)

とのことであると解釈いたしまして,


義務としてブログを掲載させて頂きますので,


下記内容について不愉快に感じられるかもしれませんが,
どうかご容赦ください.






①    San Francisco 旅行
前回のブログで宣言した通り,学校企画のSan Francisco旅行に参加して来ました.




有名な Golden Gate Bridge



坂で有名なSan Francisco 景色の綺麗なところが多かったです








LAとは全く雰囲気が異なり,アメリカの広大さと文化の多様さを感じました.






②    Las Vegas 旅行
まさか,Vegas (アメリカの方はクールにこう呼ぶようです)

いく機会があるとは思ってもいませんでした.

言わずも知れたことですが,

街全体がアミューズメントパークの様であり,

誰もが心躍る場所であることに間違いありませんでした.







有名な噴水ショー














えっ,カジノの成績はどうだったのかって??

それはもちろん,メタボロミクスの大事な要素の一つである統計の知識を用いた私は…….????


カジノ(ギャンブルもインフォマティクスを使えば簡単??)







③    サッカー観戦
偶然にも,私が滞在している期間に,

Guinness cupというサッカー大会が
全米で開かれており,私の通っていたUCLA



な,なんと,,,

あのReal Madrid が練習場として使用していました.


大学内でサイン大会(残念ながら私はもらえませんでしたが...)





また,実際の試合も観戦に行くことができ,


普通のサッカー小僧であった私にとって,


非常に感動的な時を過ごすことができました.

 
Dodger stadiumでの試合観戦(いかにもサッカーの人気のないアメリカですね笑)








と,まぁ,自由気ままに楽しんでいたのですが......


最後の週にはQueen出来の悪い奴隷の悪行を暴きに御訪米され,

Liao先生も含めた

非常に緊張感のあるDiscussionが行われました.

しかし,内容はとても素晴らしいものであったと感じており,

私自身このようなDiscussionに参加することが

できただけでも,LAに滞在してよかったと思っております.





Discussion後の食事会の様子(もちろん私は撮影係)





 
翌日はQueenとShoppingでリフレッシュ(もちろん私は荷物持ち)







最後になりましたが,

非常に充実した1ヶ月を与えてくださった関係者の皆様に,

心から御礼申し上げます.

このブログには書ききれない素晴らしい体験,

更には国籍を問わず素晴らしい方々との出会いを経験することができました.

今後も,研究ばかりの没頭するのではなく,

今回の経験のように,

様々なことにチャレンジし、成長していこうと思っております.



ありがとうございました.