再びD1光永です.
2ヶ月半の留学を経て無事帰国しました.
さて,前回のブログからの私はというと,
当然のことながら遊びに行くことも”ほとんど”無く黙々と実験していました.
と言いますのも12月2,3日にアーヘンでシンポジウムが開かれたのでそれに参加するためのデータをとっていました.
少し真面目な話をすると,
私は現在SeleCaという有機金属,高分子,生物のそれぞれの触媒活性を融合し新たな研究領域の創設を目指すプロジェクトに参加させて頂いており,今回のシンポジウムはその一環です.
大阪大学とアーヘン工科大学の両方から教授,学生を織り交ぜて様々な分野の発表が有りました.
正直生物以外の発表は私には難しいことも有りましたが,それでもなかなか聞くことのできない異分野の発表は興味深かったです.
また,自分の発表に関しては,メタボロミクスという領域が生物系でも少しとっつきにくい内容なので,化学系の方には分かりにくかったかなというのが反省点です.
やはりいくら研究を頑張ったとしても,大学の研究機関の一員として誰でも分かるような発表ができないと意味がない,と改めて感じました.
と,頑張りましたアピールはこれくらいにして...
みんなは12月といえば何を想像するかな?
そうだね!!ぷろt(ry
クリスマスですね.
日本ではクリスマスは若者を中心に,
「わ~見てみて~,クリスマスツリーにイルミネーション!!すっごい綺麗!!」
「そうだね,本当に綺麗だね.でも君のほうがもっと綺麗だよ.」
「もぉ~///」
みたいなしょうもない反吐の出る茶番が街中で繰り広げられ,
各社が準備するクリスマスムードに踊らされプレゼントという名目で高額の賞品を人々が買い漁るという,
なんとも素敵な雰囲気が味わえますが,
本場ヨーロッパのクリスマスは一味違います.
まずはこの写真を御覧ください.
これはクリスマスマーケットの写真なのですが,
アーヘンのクリスマスマーケット |
なんと1ヶ月に渡って開催され,毎日多くの人で賑わっています.
ヨーロッパ特有の石造りや組み木づくりの街並みとクリスマスのイルミネーションが非常にマッチしており,幻想的な雰囲気を味わえます.
また,クリスマスマーケットには日本で言うところの出店が多く出店しており,
その中でもドイツのクリスマスマーケットに欠かせないのが,
要はホットワインなのですが,中にスパイスや砂糖が入っていて,
寒空の下でも飲めば身体がぽかぽか温まります.
また飲むときにもらえるカップはデポジットになっているのですが,
気に入れば持って帰ることもできます.
他にもソーセージやワッフルのお店,雑貨屋,クリスマスの飾りを売っていたりと何度足を運んでも飽きません.
是非一度この時期にヨーロッパに足を運んで見てください.
ドルトムントのクリスマスツリー(自称ドイツ最大) |
また,アーヘンが国境付近にあるので3カ国の国境が交わるVaalserbergという場所に行ったり,
ビール祭りで出会った友達に会いにテュービンゲンへ行ったりと,
限りある時間を最大限に利用してドイツを楽しみました.
手前の石碑が3カ国の交点 |
テュービンゲンは大学の街 |
修道院はまるでホグワーツ |
さて,そんなこんなであっという間の2ヶ月半だったわけですが,
非常に有意義で楽しい時間を過ごさせていただきました.
ドイツ,そしてヨーロッパの素晴らしい歴史,文化に触れ,
そこに住む人たちと交流することはこの留学をしないと決して得ることのできなかったものだと思います.
そして何よりドイツという10000kmも離れた地に友人を作ることができたのが,
私にとって何よりもの収穫です.
このような非常に恵まれた機会を与えてくださった方々に心から感謝いたします.
これが私の研究チーム 左からBüchs先生,自分,Thomas,Lena |
それではまたあう日まで!!
光永