さてさて昨日のブログで最後に書きましたが
本日は高校生向け体験学習でした。
福崎研は今年度の実験の担当になってまして
テーマとしては
「光るタンパク質を自分たちでつくってみよう。」
というテーマを担当しました。
平たく言えば、無細胞の小麦胚芽抽出液で
GFPを作りましょうという話です。
詳しくはこちらをどうぞ。
http://bit.ly/1L3Mzcaというわけで、本日は午前8名、午後9名の
高校生を受け入れてGFPを作りました。
実験風景はこんな感じです。
学生実験室で3つのテーマが一堂に会し
実験を行いました。
実験中の高校生
みんな真剣に無細胞タンパク質合成に取り組んでました。
最終的に得られる結果はこんな感じです。
小麦でGFPを作ったところ。
GFPが発現するチューブとそうでないチューブを
比較してみました。バッチリ蛍光見えてます。
無細胞でも試験管の中でタンパク質が合成されるという
セントラルドグマを体験してもらいました。
次の実験はDNAからRNAを発現させて、
きちんと発現しているかをRNA蛍光試薬で調べてみました。
単純に混ぜるだけですが、非常に面白い結果になりました。
右は確実にRNAが作られる系で検出しました。
両方比べると左のほうが発光が弱いことがわかります。
実際左側にはDNAとRNA合成酵素が入っています。
さらに左側にはRNAを分解する酵素も入っています。
実験のテキストの上では、光らないことになっていますが、
すべてのRNAが分解されるわけではないので
若干ですが蛍光を発しています(コロイド様のものが緑色に
光っている感じ)。
午前も午後も参加してくれた高校生のみなさんは
実験が非常に上手でした。
是非とも学部から阪大に入学してもらって
修士課程や博士課程に進んでもらいたいものです。
以上、真面目な投稿でした。
(8/11追記 オープンキャンパス打ち上げのあと
速攻で書いた文章なので誤字脱字を修正しました)